誰かの人生を変えちゃう仕事
近々、私個人としてラジオに出させてもらう機会をいただいていることもあり、
改めて自分のことをどう説明するのか、
私の仕事ってなんなのか?仕事のモチベーションは何なのか、
いろいろ考えています。
基本的には、クライアントの仕事について考えることばかりで
自分の仕事について省みる機会というのが結構後回しになってしまったりします。
かつ、自分の財産になることが何かを意識しないと
ただただ、クライアントの課題に合わせて試行錯誤するだけになってしまい、ノウハウや財産として蓄積されない(意識していないので何が財産かを選別していない)状況になりがちです。
このノウハウや財産をちゃんと残すというのが、
2016年の課題であり、このブログの役割でもあるのですが。
改めて考えてみると、私が仕事としてとてもやりがいを感じるのは、
「誰かの人生を変えちゃうようなインパクトがある」案件です。
今のクライアントで言えば、
「札幌国際芸術祭」であり、
「サイエンス&プログラミング教室 ラッコラ」であり、
「北海道食べる通信」だなぁと思うわけです。
芸術祭で言えば、私の考え方やものの見方を変えられた体験をしているので、
それをもっと多くの人に感じて欲しい、知って欲しいというエネルギーが湧きます。
それは、芸術がどう、アートがどうとかではなくて、
芸術やアートを通じて、ものの見方や視点が増えるというイメージで、
この経験が増えることによって、生きることが豊かになるんじゃないかと思っています。
大学の卒論は「教養教育について」だったのだけど、
教養のある人は、ない人よりも人生が豊かで彩り豊かだと思っています。
(どこかに観光にいっても、教養がある人が見ている景色は、ない人よりもたくさんのレイヤーを重ねて景色を見ているのだと思っていて、いつもズルいと思っています)
芸術祭にもそういうレイヤーが増える機会を得られたり、
何かしら扉が開くきっかけがあると思っています。(自分で体験済み)
ラッコラであれば、自分のサイエンスリテラシーの低さを痛感しているので、
(原発や放射能、エネルギー、地震も食も、なんでもサイエンスだと思っている)
子供たちにとって、サイエンスがもっと身近で、もっと自分の武器として
使えるようになってくれたら未来は明るいなと思うし、
そんな人生楽しいだろうと思っていることが大きく、
子どもたちが「ラッコラ」に参加している様子を見て、彼らの未来に少なからず関与してしまったワクワク感を感じるのが楽しいです。
食べる通信であれば、「食べる」ことを改めて考えたり、感じたりすることの
大事さを感じているということがあります。
すごく「食べること」を意識するようになったのは、
アーユルヴェーダの考え方(?)で、「自分が食べたものの栄養だけが吸収されてカスがうんちになるのではなくて、食べたもの100%が自分の体になって、古い自分がうんちになって排出される」という考え方を聞いたとき。
それが「食べる」ということの大変さを感じるきっかけになりました。
(コンビニご飯だけ食べて、自分が全部コンビニご飯でできているのは
嫌だなと思うわけです。)
これから何を選ぶのか、何を選ばないのか、
何を自分の体にしたいのか、したくないのか。
「食べる通信」は色々な人の食べ物との向き合い方を
知る機会になっているなぁと思います。
上にあげたクライアントは、単純に「何かを売る」だけのアプローチではなくて、
「アート」だったり「習い事」だったり「食べること」を1つのツールにして、
人の人生を変えちゃう仕事なんだと思うのです。
その人の人生に深く刺さるような意思を持つ仕事に
すごく共感をするし、それは仕事のモチベーションにも変わります。
そういうことをしている人、はじめる人と一緒に、
どうしたらよりたくさんの人の共感してもらえるか、
たくさんの人の人生に、素敵なエッセンスとして届けられるか、
私の仕事はそういうことなのかなぁ。。。。
広報のノウハウを持って、色んな共感を共有させてもらえるのが私の役得なのかも。
もっと煮詰めていかねば。

先日の「サイエンス&プログラミング教室 ラッコラ」での一コマ。すっごい楽しそうだったのでした。楽しそうだったり、悔しそうだったり、私が広報したことで入会してくれた子どもたちが、こうしてサイエンスやプログラミングを楽しく学んでいくわけです。
私が広報しなかったら、みんなラッコラには入会していなかったかもしれない、私が広報したから彼らがラッコラに入会して、今受講してて、それがきっかけで10年後、20年後のその子の人生に何か変化があるのだとしたら、すごいエキサイティングなことでしょ。