歴史は大事だなぁ...
1つ、昨年からずっと取り組んできた、大きな仕事が終わりそうです。
3月に、北1西5丁目にオープンする「北菓楼 札幌本館」の仕事。
PRコンテンツ作りのために、その歴史や出来事を掘り返し
まとめる作業だったのですが、超大作で70pを超えましたー!
でも、私自身すごく勉強になりました。

そもそも、「北菓楼札幌本館」としてオープンする建物は、
大正15年に建った歴史的建造物。
大正15年に北海道で初めての北海道立図書館としてスタートし、その後、北海道で初めての北海道立美術館に、そして、三岸好太郎美術館、北海道立文書館別館と役割を変えていきます。 2013年、北海道が歴史的建造物として保存しながら活用してくれる民間に売りに出すことになり、北菓楼(ホリ)が購入し、今に至ります。

その歴史を調べていくと、北海道・札幌の知識、文化、歴史、アート芸術、人がここに集まり、どれだけたくさんのことが生まれた場所なのだろうかと考えるだけで、もう、ドキドキしてしまいます。
また、開拓期時代、その前からもいろいろな物語を持っている場所で、
探って調べていけばいくほど、当時の暮らしや人の営みが見えてきました。
PRプランナーらしいことを言えば、
場所、土地、人、みんなそれぞれに歴史を持っていることを忘れがちですが、
そこにスポットを当てることで、PRの可能性はとても広がります。
どこかから持ってきたモノを取って付けた商品やコンセプトでは、
まったく敵いようがない、強いブランドの種になります。
やっぱり、現在まで繋がってきた流れに逆らわずに、
その土地や風土を大事にして出てきたコンセプトやビジョンは強い。
誰にも真似できないものになりますから。
私の屋号の「Climate」もその信念から来ています。
なんにせよ、面白い仕事だった!
まだ終わっていないけど、仕事以上に自分の引き出しを
たくさん増やしてもらいましたー!最高です!
それにしても、なぜ私たちは「北海道は歴史がない」と刷り込まれて
大人になってしまったのだろうかと思います。
(よく、「北海道は歴史がないからねぇ〜」と言われた記憶があり、
「そうか、北海道には歴史がないんだ」と思っていました)
これだけたくさんの人が動いて、苦労して、今の生活を築いてきた誇り、
それを学ばず、敬うことをせず、生きてきてしまったことは
本当にもったいないことだと今思います。
(まぁ、自分が勉強しなかったせいであることは間違いないですが)
歴史を知ることで、見えなかったものが見えるようになることは、
日常を豊かにするし、仕事に深みを持たすことだと思う今日この頃です。 2週間サボってしまったのですが、ブログ更新またがんばろ...