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何気にたくさんある!パブリックアート

ここ最近、AIR-G'の番組「Hello!HOKKS」にご好意で出演させていただき、

札幌国際芸術祭2017についてのお話をさせていただいています。

ラジオでお話したことを、1週間遅れくらいで、

自分のブログにもアップしていってみようかなと思っています。

今日は、明日開催される「パブリックアートについて考える」ミーティングについて!

パブリックアートって知っていますか?

道路や公園などの公共空間に設置してあるアート作品のことなのですが、

突然ですが、ここで問題です。北海道内にこのパブリックアート、

いくつあると思いますか?

2012年に北海道大学から発表されている基礎研究論文では、

札幌市で約250作品、全道では約1100作品もあるようなのです。

札幌市内、例えば大通公園でもたくさんの彫刻やモニュメントを見ることができますよね。普段景色になっていてあまり気にしていないのですけど、これ、誰がどういう目的で設置したんだろうかと考えたことありますか?

泉の像(引用元:http://sapporo.www13.net/park/odori.html)

調べていくと、それぞれにいろいろな経緯があるようなんですが、例えば、大通西3丁目にある「泉の像」は、1958年にニッカウィスキーの竹鶴会長と彫刻家の本郷新(札幌の彫刻家)が懇談中に、竹鶴会長の大通公園に彫刻が欲しいと言ったことから、制作・設置されたものらしい。

「えー、竹鶴会長が彫刻欲しいなぁと言ったら大通公園に設置されちゃうの!?」と私は思っちゃいましたけど、その時代時代の状況や記念として彫刻やモニュメント様々な作品が設置されているようで、ほとんどが札幌市や各市町村の持ち物。なので私たちの財産であるとも言えます。

実は、札幌国際芸術祭2014では、島袋道浩さんの出品作品「一石を投じる」という、平取町二風谷から持ってきた大きな石がが北3条広場に設置されました。

島袋道浩「一石を投じる」

島袋 道浩《一石を投じる》2014年 札幌市北3条広場での展示風景 Photo:木奥 恵三

この作品、SIAF2014開催後も継続して展示して欲しいという声がたくさんあったことから、札幌市でこの作品を購入して、現在西13丁目札幌市資料館前庭に仮設置しています。でも、今は最終的な設置場所ではなく、これから2017年までに改めてどこに設置するかをアーティストである島袋道浩さんや市民みんなで話し合いましょうという場が開催されます。

この作品をどうしていくのが良いのか、場所を移動するのか(移動するにもお金がかかりますよね?)、ここに継続設置するのか、はたまたやっぱり二風谷に返したほうがいいのか、そもそもパブリックアートなんていらないんじゃないか?いろんな意見があると思います。 「一石を投じる」という作品を通して、改めてパブリックアートってなんなんだろうということを改めて考え、話し合う機会になっていきそうです。誰が何の目的で置いているのか、公共空間のアート作品の設置にはどんな意味があるのか?そんなことを一緒に考えながら、札幌や自分の住む町を見直してみるのも面白そうです。

-------- 第一回目「《一石を投じる》作品のパブリックーアート」ミーティング 開催日時:2016年5月15日(日)15:00〜17:00 会場:札幌市資料館(札幌市中央区大通西13丁目) 2階研修室

詳細→SIAFラボWEBサイト

--------

このパブリックアートってなんなんだろうかと考えて以来、いろんなところに置いてあるパブリックアートが気になるようになるもので、例えば、この駅前通りに立っている「BIANCA」という像。誰がなんのためにここにBIANCAを置くことにしたのか...

そして、札幌は女性の比較的リアルな裸婦像が他都市に比べて多いんじゃないかと考える人がいたり、またこのリアルな裸婦像を外国人の目から見ると少し異質に見えるという話も聞いたりする。

確かに、札幌の裸婦像は若い女性や少女に近いものも多い。おっぱいもおしりもプリッとしていて明らかに若い。(さっきの泉の像は、なんかレオタードみたいなのを履いているっぽい)

銅像だからいいけど、肌色だったらアウトだよね〜みたいな気持ちにもなってくる。

歴史的にアートにおける裸婦の扱いというのは、今のフィギュアやエロ本などにつながるような女性蔑視的な問題と分析する人もいたりして、ますます「アートってなんなの?」ってところに行き着く。

ということで、今日から前回書いた「Think School」の受講が始まります。

少しでも、自分の中で「アートってなんなの?」がクリアになりますように。

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