誕生日、独立丸3年、新しいこと

先日、誕生日でした。
たくさんの方にお祝いのメッセージをいただいて、やっぱり「おめでとう」って言ってもらえるのは嬉しいなぁと思いました。
本当にありがとうございます。
私の名前「奈津子」は、以前母から、五木寛之の「四季奈津子」からもらったと聞いたことがあります。大学生くらいのときに読んだっきりですが、覚えているのは、独立したかっこいい女性であったということ、あと、男性に対しても結構奔放だったという印象だった(笑)かな?
今改めてもう一度読みたい気持ちでいます。
また感じることが違うだろうな。
そして、独立して3年が経ち、4年目に突入しています。
たくさんの人に支えられてなんとかやってこれていると思っています。
そして自分の甘さや不甲斐なさも感じつつ...
自分の目標の再認識として、大事にするのは
◯5年後、10年後にも残る仕事がしたい
◯ワクワク・ドキドキを共有したい
ということ。
ワクワク・ドキドキを共有したいといのは、自分のモチベーションの1つです。
今まで見えなかったものが見えること、
聞こえなかったことが聞こえること、
その人の世界が広がること、
そんな仕事に携われることが今一番面白いことなんだと思います。
先日、FM北海道AIR-G'の番組、
「ASAHI BEER presents NIKKA Bottoms up!CONNECTION」に出演させていただいたのですが(パーソナリティの森さんとは、トマム広報に成り立てのときに取材にきてくれた以来にお会いして、そして覚えていてくれて嬉しかった〜^^)、そのエンディングで、ディレクターの伊藤さんがまとめてくれた言葉が、
「PRとはPublic Relations、世の中の関係を意味する。山岸さんの仕事は、ワクワク・ドキドキで人と社会をつなぐことなんだ」。
これはすごく短い言葉でまとめてくれたもので、本当に嬉しかったのでした。
そう、そういうことなのですよね。
そのために、何をしなきゃいけないか、
改めて整理したいなと考える機会をもらいました。
4年目は、自分の仕事としての軸を強く、太くしていきたいと思います。
そして、上記に書いた、ドキドキ・ワクワクを共有したいということの
1つの切り口として、2014年から関わり始めた「アート」という存在があります。
札幌国際芸術祭2017の広報という実務に関わりながら、勉強させてもらっているというなんとも恵まれた場所にいます。
その中でも、鑑賞教育について、今すごく興味があります。
MOMA(ニューヨーク近代美術館)で開発されたVTC(Visual Thinking Curriculum)を源流としたACOP(Art Communication Project)という対話型鑑賞プログラムに触れる機会があり、一般的に”よくわからない””どう見たらいいか分からない”アートの見方が一気に広がったというか、なぜもっと早く教えてくれなかったのかと思うようなものでした。

1つの作品を十数人で見るというものなのですが、参加者同士が作品を通して「見る」「考える」「聞く」「話す」という作業を丁寧に共有していくものです。
個人の見え方がこんなに違うのかということ、人の感覚を共有すること、自分自身の感覚が広がっていく、拡張していくこと、人の意見で見え方が変わること、人の話をじっくり聞くこと、参加者それぞれの感覚の一部を吸収できる時間は、とてもエキサイティングです。
絶対一人では気づけなかったことに気づける、私にとっては、作品鑑賞の面白さをぶわっと一気に感じられるものでした。
この鑑賞教育というのは1つの側面であって、観察力や思考能力、言語能力、コミュニケーション能力など総合的な力をつける1つの手段であるとも言われています。
「コミュニケーションによる鑑賞教育」であり、「鑑賞によるコミュニケーション教育」とも言えるものです。
これを札幌・北海道でやりたい。
このワクワクを共有出来たとしたら、アートはもっと身近になるんじゃないか?
人が見る日々の景色も変わるんじゃないだろうか?
ということで、いろいろトライアルをしながら、鍛錬していきたいと思っています。
もし、うちの会社でやってみてよ、とか興味あるよという方がいたら、ぜひお声がけください。当面はご興味あるところにお邪魔して練習させてもらえたらと思っているところです。
独立して4年目を過ごすにあたり、
・広報としての自分の仕事のフレームワークを作ること
そして、
・ACOPを活用した教育・コミュニケーション・気づきを提供するサービス構築
という2つを考えていくことになりそうです。
36歳の山岸奈津子を、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
WEBも作り直したいなぁ...